瀬名泉と結婚したので出会いから振り返る ①

 

 

拝啓、お父さんお母さん

私、結婚しました。

 

 

ちょっと見てほしいものがあるんだよね。

そこのお姉さんもお兄さんもお子さんもおじいちゃんおばあちゃんも少しばかり足を止めて見てほしい、後悔はさせないから。

 

 

 

見た？？？？？ねえ見た？？？？？？？？？？？？？？？うちの旦那（画像が横向いてるとか思った？馬鹿野郎私たちが瀬名泉くんの向きに合わせるんだよ。空気読んで）（？？？？？？？？？？？？？？）

 

 

えっ、もうめちゃくちゃかっこいい。

やばくない？

結婚式でありがちな、ウェディングドレスを着た新婦を見て新郎が照れて「惚れ直した？」とかはにかむ展開はよく見るけど、これはまさに私が惚れ直した。

 

あまりにもかっこいい。

 

かっこよすぎて世が世なら私は城の前で盛大に民衆の前でこの旦那を自慢してる。現代だったらシンデレラ城の前で盛大にブチ上げるし音楽隊つれてパレードルートをドヤ顔で手振りながら進むし【この世で一番幸せな女】になる。

 

www.disneyweddings.jp

 

 

だってよく見てほしいこの、この顔面。

瀬名くんから私へ。私から瀬名くんへ。アイウォンチュー。

 

私の視界には瀬名泉くんしかいない。

でもきっとそれが幸せなんだって、そう思う。

 

日曜夕方の心の闇も、道行くカップルも、Googleプレイストアからの明細通知も、誰も私と瀬名くんの邪魔なんてできない。

 

 

私、幸せになります。

 

 

 

 

ここでね、ふと思ったの。

 

瀬名くんと私の出会いを振り返ってみようかなって。

結婚式の挨拶では伝えきれないだろうなって。

 

思い出そう、あの日、三年前のあの日、

 

不動峰が悔しさ滲ませる前から、私は瀬名泉くんと出会っていた。

 

 

思えば私たちの出会いは最悪だったよね。

 

最初のユニットガチャ、正直朔間凛月くんが欲しかった。そこで出会ったのがあなた。

 

門の前で邪魔だのなんだの言ってくるし、言葉の端々からめんどくささが滲み出てるし、テンプレみたいなツンデレだし。

 

遊木真くん監禁してるし。

 

夢小説に出てきそうな（モブ）キャラしてるし。

 

私もね、大人だから、プロデューサーだし。怒らず接してきたよ。主人公としてイケメンな面も持ち合わせてるからさ、階段から落ちそうなあなたも助けたりしたよね。

 

あの時、正直腕死ぬかと思った。

私もね、まがりなりにも女子なわけ、あなた、男の子なの。しかもそこそこ大きいの。ちょっとね、腕やるかと思った。

 

でも頑張ったよね。やっぱ根がイケメンだから。落ちそうな人、見捨てられないじゃん？

 

そんなこんなでちょっとイライラしながらもあなたと関わって数ヶ月。

いつだったかな、あなたがクレイジーなキャラクターでバズったのは。

 

 

ちょっと引いた。そんなに？やばくね？え？やばくね？めっちゃクレイジーじゃん。って。

 

 

一生分かり合えなさそう･･･とか思った。

私よりお菓子作れそうだし、ユニットメンバーと帰ってデレを見せ始めるし、あざといし。

 

でもね、私、それでも少し気になってた部分があったの。

 

 

顔がめちゃくちゃ綺麗。

 

 

いやほんと綺麗。

 

 

あんた、顔で天下取れるよ。

 

 

 

そんな顔がいいあんたがTrickstarとのデュエルで何をした？？？？

 

ちょっと胸に手を当てて考えてみて、重要だから。自分のしたことから目を背けないで。

 

 

 

「俺も行く」

 

はいきました！！！！！はいここ！！！！！みんな見た？？？？？このイケメンにしか許されないいいとこ取りの登場シーン！！！！！！！！！！キレそう！！！！！好きだバカ！！！！！！！！！！

 

しかもなんなの飛んできたし。驚きだし。顔めちゃくちゃかっこいいし。優勝してるし。顔で勝ってるし。お尻のラインきれいだし。もうなんか無理だし。

 

 

でもね、私だってそんなにちょろくないの。いくらイベントで優しくされたってすぐにコロッといかないんだから。

 

 

だからちょっと油断したよね。

瀬名泉の【ジャイアン映画でめっちゃいいヤツ現象】がまだあるなんて。

 

 

夜遅くまで学校に残った時、瀬名くんは言ったよね。

 

 

「送ってく」

 

 

 

？？？？？？？？？？？？？？？？？

 

 

 

？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

 

ちょっとまって少しフラッときた。もしかしたら貧血かもしれない。オーケーオーケー。状況を整理しよう。

 

 

遊木真くん来るなんて言ってないのに、勝手に衣装整理手伝って勝手に怒ってこちらのストレスをマックスにした、この目の前のイケメンが、何だって？？？？？

 

「まさか歩いて帰るわけじゃないでしょ、いちおう女の子のくせに夜道を！馬鹿じゃないのっ？」

「俺が、家まで送ってあげるよ」

 

？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

 

 

ダメだちょっとわからない。私の脳が考えることを放棄してる。むしろ考えない方がいいって言ってる。危険信号出してる、赤信号。赤信号みんなで渡れば怖くないなんて誰が言った？

 

 

めちゃくちゃ怖いわ。これ以上この横断歩道進んじゃいけないって感じする。赤信号絶対渡っちゃいけない。

 

 

何このモテ要素つめた男。

あっっっっっっっざとい。かなりあざとい。ふざけないで欲しい。

 

どう生きてきたらこんな人間になるの？？？？？ちょっと親呼んできて。あっ、瀬名先輩の御両親ですか？どうもいつもお世話になっておりますプロデューサーしてます白エビです。えっ、そんないえいえお母様すごくお若くてお綺麗で驚いちゃいましたいえいえそんな、瀬名先輩には優しくしてもらってほんと･･･お父様とお母様が素敵な方だからあんなに素晴らしい瀬名先輩が･･･ええそんな･･･こちらこそこれからもよろしくお願いします。

 

本当に瀬名泉くんをこの世に産んでくれてありがとうございます〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

 

え〜〜〜･･･もうほんと･･･わっかんない･･･瀬名泉くんがわかんない･･･どうやって育ったらこうなるの？かっこいい〜･･･（メロの人格）

 

 

でもね、（でも？？？？）私もまだ抵抗してたと思う。

この頃はまだ恋なんて感情無かった。

「あ〜、いつも意地悪言ってくるこの先輩にも、いい所あるんだ」って帰り道に空を見上げながら思うくらい。それだけだった。

 

 

 

 

だからこの時の私はまだ知らなかった。

 

 

 

 

 

 

Knightsの王さまが帰ってくるあの伝説のイベント、ジャッジメントが来るなんて。（ジャッジメント、☆3だからスチル無いよね）